「甘いものが食べたい」と思うのは自然なこと。実はそこに、からだや脳からの大切なサインが隠れています。
あなたのサインはどこから?

糖質に偏った食事の後などに血糖値が急上昇すると、急いで下げるためにインスリンが大量に分泌されます。その結果、血糖値が急降下してしまい、からだはこの状態を「エネルギー不足」と勘違いして甘い物を欲するようになります。
ストレスが溜まると幸せホルモン「セロトニン」が不足してしまいます。すると、からだは手っ取り早く気分を上げるために、“糖”を欲するようになります。イライラした時や疲れたときに、チョコやアイスを無性に食べたくなるのはこのためです。

「食後のデザート」が習慣になっていると、実際に空腹でなくても脳がルーティンとして甘いものを欲するようになります。「なんとなく食べてしまう」のはこのためです。
目の前にお菓子があると、視覚からの刺激で脳が『早く食べたい』と反応します。そのため、空腹でなくても手が伸びてしまうことがあります。
すぐに試せる間食コントロール術
【からだからのサインをコントロールするために】



【脳からのサインをコントロールするために】

この数秒の自問によって、“なんとなくの行動”を、“自分で選ぶ行動”に変えることができます。
お菓子類は「引き出し・戸棚など」見えない場所に保管するのがおすすめです。
【いろいろ試してみて、本当に食べたい時は…】
・カカオマスポリフェノールやビタミンC・E:からだが錆びる(酸化)のを防ぎ、動脈硬化の予防にも役立つ
・カルシウム:気持ちを落ち着かせる効果がある
・たんぱく質:消化や代謝を助ける「酵素」の材料になる
どうしても食べたい場合は、脂肪を溜めこむたんぱく質「BMAL1」の分泌量が最も少ない、15時頃がおすすめです。


