
【HSC理学療法士 大渕】
長時間座っていると、「背中が曲がる」「頭が前に出る」など姿勢が崩れがちに。これは、肩こりや頭痛などの不調につながります。
この不調を少しでも減らすには、良い姿勢を保つこと、ストレッチや運動で体をほぐすことが大切です。
そこで今回は、座ったままできるストレッチやトレーニングをご紹介します。
座ったまま様々な方向へ体を動かすことで、上半身の血流がよくなり、スッキリしますよ。
ぜひ、取り組みやすい内容からはじめてみませんか。

気持ち良いと感じるところまで伸ばしましょう。
①体の後ろで手を組み、ひじを伸ばして胸を張る
②胸から肩、腕の筋肉が伸びていると感じる所まで上げて15~30秒キープ
※あごは引いたまま
※椅子の背もたれが邪魔な時は、浅く腰掛ける
※伸ばすときに息を吐く
①背筋を伸ばして上半身を床と垂直にし、両手を頭の後ろに添える
②その状態のまま体を右(真横)に倒し、左のわきから腰を伸ばして15~30秒キープ
(この時左のお尻が椅子から浮かないようにする)
反対側も同様に行う
※伸ばすときに息を吐く
①背筋を伸ばした状態で右側の太ももに左の足首を乗せる
②背筋はまっすぐ保ったまま、脚の付け根から上体を前に倒す
左のお尻の伸びを感じながら15~30秒キープ
反対側も同様に行う
※伸ばすときに息を吐く
①椅子に浅く座り、後頭部のくぼんだ部分に両手を添える
②あごを引いたまま両ひじを後ろに引き、背中の筋肉を使って胸を前に突き出す
腰が反らないよう、腹筋にも軽く力を入れて30秒キープ
間隔を空けて10回×3セット行う
※肩甲骨を寄せるようにしてひじを引く
※肩がすくまないように注意する
※息を吐く際に背中の筋肉を意識する
①両手を斜め前方に上げる
②ひじを曲げて後方に引く(顔と目線は斜め上に)
間隔を空けて10回×3セット行う
※肩甲骨を寄せるようにしてひじを引く
※肩がすくまないように注意する
※息を吐く際に背中の筋肉を意識する
①背筋を伸ばし、椅子に腰かける
②息を吐きながらお腹を凹ませる
③②と同時に両ひざで紙をはさむイメージで、ひざと太ももの内側に力を入れる
そのまま1分キープ
※呼吸は止めずに行う

座っている時間を有効活用しましょう(^^)