

質の良い睡眠は、巡り巡って心と体を元気にします。


睡眠チェック
睡眠の質の評価には、起床後に自分で振り返る主観的な方法と、脳波などを計測する客観的な方法とがありますが、脳波などが正常範囲内であっても本人の満足度が低いなど、評価が食い違う場合もあります。
厚生労働省で示されている下記の評価指標で、睡眠の状態をチェックしてみましょう。

質の良い睡眠のための生活改善
上記のチェックで該当しない項目がある方は、生活習慣を見直すタイミングです。
➊適度な長さで休養感のある睡眠を(6~7時間を目安に十分な睡眠時間を確保)
➋光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを心がける
➌適度な運動、しっかり朝食、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを
➍嗜好品とのつきあい方に気を付けて(カフェイン、お酒、たばこは控えめに)
➎眠れない、眠りに不安を覚えたら専門の医療機関に相談を
防ぎたい 睡眠不足による弊害
質の良い睡眠を確保することで、下記のような睡眠不足によるリスクを下げることができます。
➊睡眠時間が1日当たり6時間未満の人は、7~8時間の人と比べて、心筋梗塞、狭心症などの心血管疾患の発症リスクが4.95倍
(日本の男性労働者2,282人を14年間追跡)
➋40歳から64歳までの成人(睡眠不足傾向が顕著な世代)では、睡眠時間が短くなるにつれて総死亡率が増加する
(脳波を用いた厳密な睡眠時間と症状時間を調査)
➌睡眠時間が6時間未満になると、死亡リスクが有意に上昇する
(世界中で行われた92万人のデータを解析)