14117 質の良い睡眠とは(共通)

質の良い睡眠は、巡り巡って心と体を元気にします。
睡眠チェック
睡眠の質の評価には、起床後に自分で振り返る主観的な方法と、脳波などを計測する客観的な方法とがありますが、脳波などが正常範囲内であっても本人の満足度が低いなど、評価が食い違う場合もあります。

厚生労働省で示されている下記の評価指標で、睡眠の状態をチェックしてみましょう。

質の良い睡眠のための生活改善

上記のチェックで該当しない項目がある方は、生活習慣を見直すタイミングです。

➊適度な長さで休養感のある睡眠を(6~7時間を目安に十分な睡眠時間を確保)

眠気がないのに長時間寝床にいると熟睡感が低下…眠くなってから寝床に就き、目覚めたら寝床を出るようにする

➋光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを心がける

➌適度な運動、しっかり朝食、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを

➍嗜好品とのつきあい方に気を付けて(カフェイン、お酒、たばこは控えめに)

➎眠れない、眠りに不安を覚えたら専門の医療機関に相談を

【昼寝について】
※30分以上は眠気が残り、作業効率が落ちることもあるため、20~30分以内にする

※15時以降になると夜の眠りを妨げてしまうので、15時前までにする

防ぎたい 睡眠不足による弊害

質の良い睡眠を確保することで、下記のような睡眠不足によるリスクを下げることができます。

➊睡眠時間が1日当たり6時間未満の人は、7~8時間の人と比べて、心筋梗塞、狭心症などの心血管疾患の発症リスクが4.95倍

(日本の男性労働者2,282人を14年間追跡)

➋40歳から64歳までの成人(睡眠不足傾向が顕著な世代)では、睡眠時間が短くなるにつれて総死亡率が増加する

(脳波を用いた厳密な睡眠時間と症状時間を調査)

➌睡眠時間が6時間未満になると、死亡リスクが有意に上昇する

(世界中で行われた92万人のデータを解析)


 

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