14113 魚を食べると起こる“あるいい事”とは

血液サラサラ効果のあるn-3系多価不飽和脂肪酸(EPA、DHA)を多く含む魚をよく食べる人は、血中コレステロール値が低く、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などの発症率が低いことはよく知られています。
それ以外にも体に嬉しい変化を起こしてくれる魚介類を、積極的に取り入れてみませんか。

※サプリメントや健康食品の効果は十分に確認されていないため、魚そのものからの摂取が望ましいです。

嬉しい変化① 運動に似た効果が得られる

EPAにより脂質代謝が改善することで、持久力を発揮する遅筋線維が増え、全身の筋機能を向上させることがわかっています。

嬉しい変化② 肝臓を元気にする

「日本食」特に魚、大豆、海藻の摂取が多いと、肝臓の線維化を抑制できます。
肝機能が回復(脂肪肝が改善)すると、インスリンの効きが良くなり、血糖コントロールも改善することが判っています。

肝線維化:かさぶたのような結合組織が過剰にたまり肝機能が低下した状態

嬉しい変化③ 1日100g程度を目安に食べると 血圧改善効果も期待できる

n-3系脂肪酸を1日約3g(青魚100~150g相当)摂取することで、高血圧症の人は最高血圧(収縮期血圧)が平均4.5mmHg低下、高血圧症ではない人でも平均2mmHg低下したという研究結果もあります。

調理しなくても食べられる物として、缶詰などの加工食品が便利です。
体重を管理したい方はカロリー低め血圧を改善したい方は塩分少なめを意識して選んでみてください。

血圧が基準値より高い方:味付き缶詰は汁気を切って食べる
BMIが基準値より大きい方:水煮缶を選ぶ、油漬け缶詰の油を切って食べる(約-190kcal)
◆植物性食品や魚介類を中心とした地中海食パターンが「生活習慣病や肥満防止に有効」だと、海外でも注目されている
◆n-3系脂肪酸は、青魚の他にも大豆油やアマニ油、クルミなどのナッツ類に多く含まれる


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