血液サラサラ効果のあるn-3系多価不飽和脂肪酸(EPA、DHA)を多く含む魚をよく食べる人は、血中コレステロール値が低く、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などの発症率が低いことはよく知られています。
それ以外にも体に嬉しい変化を起こしてくれる魚介類を、積極的に取り入れてみませんか。
※サプリメントや健康食品の効果は十分に確認されていないため、魚そのものからの摂取が望ましいです。
嬉しい変化① 運動に似た効果が得られる
EPAにより脂質代謝が改善することで、持久力を発揮する遅筋線維が増え、全身の筋機能を向上させることがわかっています。
嬉しい変化② 肝臓を元気にする
「日本食」特に魚、大豆、海藻の摂取が多いと、肝臓の線維化を抑制できます。
肝機能が回復(脂肪肝が改善)すると、インスリンの効きが良くなり、血糖コントロールも改善することが判っています。
※肝線維化:かさぶたのような結合組織が過剰にたまり肝機能が低下した状態
嬉しい変化③ 1日100g程度を目安に食べると 血圧改善効果も期待できる
n-3系脂肪酸を1日約3g(青魚100~150g相当)摂取することで、高血圧症の人は最高血圧(収縮期血圧)が平均4.5mmHg低下、高血圧症ではない人でも平均2mmHg低下したという研究結果もあります。
調理しなくても食べられる物として、缶詰などの加工食品が便利です。
体重を管理したい方はカロリー低め、血圧を改善したい方は塩分少なめを意識して選んでみてください。
体重を管理したい方はカロリー低め、血圧を改善したい方は塩分少なめを意識して選んでみてください。
◆植物性食品や魚介類を中心とした地中海食パターンが「生活習慣病や肥満防止に有効」だと、海外でも注目されている
◆n-3系脂肪酸は、青魚の他にも大豆油やアマニ油、クルミなどのナッツ類に多く含まれる
◆n-3系脂肪酸は、青魚の他にも大豆油やアマニ油、クルミなどのナッツ類に多く含まれる
