14087 スポーツ(イレ共感・牽引・論理)

運動を習慣化することで体重のコントロールだけでなく、下記のような生活習慣病予防にもつながります。

中性脂肪が分解され、善玉コレステロールが生産されやすくなることで動脈硬化のリスクが軽減します。

 

血糖を一定の範囲におさめる働きを担うホルモン「インスリン」の働きが良くなり、血糖値の上昇を抑制します。

 

血管を拡張し、血圧を下げる効果があります。高血圧リスクの軽減にも効果的です。

良い変化を実感するためにも積極的に運動に取り組んでいきませんか?

※下記に該当する方は、必要に応じて医療機関を受診するなど、運動前の健康チェックを行い、安心・安全に運動を進めてください。
【血圧】診察時180/110mmHg以上、家庭測定時160/100mmHg以上
【血糖】空腹時血糖250㎎/dl以上
【その他】運動の影響で作用が強まる服薬、運動で悪化するといわれる整形外科的な問題がある

消費カロリーを知って効果的な取り組みに

1.メッツの確認

消費カロリーを算出するためにはメッツが必要となります。
メッツとは、身体を動かしたときに感じるきつさ(身体活動の強度)を表す指数・単位のようなものです。
座って楽にしている安静時の状態を1としたときと比較して何倍のエネルギーを消費するかを示しています。

運動のメッツ表

メッツ 3メッツ以上の運動の例
3.0 バレーボール、ボウリング、ピラティス、ゴルフ(打ちっぱなし)
3.8 全身を使ったテレビゲーム(スポーツ、ダンス)
4.0 卓球、ラジオ体操第1
4.5 *テニス(ダブルス)、水中歩行(中等度)、ラジオ体操第2、ゴルフ(クラブを持って歩く)
5.0 野球
5.5 バドミントン
6.0 バスケットボール、水泳(のんびり泳ぐ)
6.5 登山(0~4.1kgの荷物を持って)
7.0 サッカー、スキー、ジョギング
7.3 *テニス(シングルス)、登山(4.5~9.0kgの荷物を持って)
8.3 水泳(クロール、ふつうの速さ、46m/分)
10.0 水泳(クロール、速い、69m/分)
10.3 柔道、空手、キックボクシング

*試合の場合

2.計算式にあてはめる

エネルギー消費量(kcal)=体重(kg)×(メッツ-1*)×時間(h)
*エネルギー消費量を求めるには、安静時のエネルギー消費量を引く必要があります。

【例】体重80kgの方がバレーボール(3メッツ)を1時間30分行った場合
80kg×(3-1)×1.5時間=240kcal
運動で消費できるカロリーは240kcalとなります。

10分あたりの消費カロリー

もう少し簡単に求めたい場合は、下記の体重別の10分あたりの消費カロリーを参考にしましょう。

体重別10分あたりの消費カロリー表

計画的に体重をコントロールするために、日々どのくらいの運動時間が必要か下記の計算法もチェックしてみましょう。

【計算法】例)卓球で1日120kcal消費したい時(体重80kgの方の場合)


よって、卓球で1日120kcal消費するためには、「1日30分行う」必要があります。

 

1か月に1kg落とすためには1日あたり240kcalの削減が必要。
運動で筋肉量を維持しながら取り組むことでリバウンド防止にもつながりますよ。


 

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