カロリーカットなら油の調節が早い
油は一番高カロリー
油(脂質)はカロリーが高く、1g当たりのカロリーは糖質・たんぱく質の2倍以上になります。
「昼も夕も揚げ物」「平日のお昼はいつもラーメン」のように油っこいものをとる頻度が高いと、体重コントロールが難しくなります。

脂質のとり過ぎは、内臓脂肪の蓄積・血中脂質の増加など、健診データの悪化にもつながってしまいます。
ただ、脂質も大切なエネルギー源のため、頻度やとり方を工夫して上手に調整していきましょう。
※魚は「青魚」よりも「赤身」や「白身」の方が脂質が少なく低カロリーですが、青魚の脂にはコレステロールを下げる働きがあるため、過剰に制限する必要はありません。
「油を使う or 使わない」カロリーの違いは?
油を使う料理と使わない料理では、どのくらいカロリーが変わると思いますか?
とんかつ定食を例にみていきましょう。
揚げ物は衣が油を吸っている分脂質の割合が高くなります。
そのため、揚げ物以外の料理を選択することで、血中脂質の改善効果が得られますよ。
油カットのコツ
油を減らす手段は、たくさん持っておくほど対処がしやすくなります。外食でのメニュー選びや、自宅での献立選びの際にぜひ参考にしてください。
- 夕食は揚げ物を食べない
- 揚げ物より炒め物の料理を選ぶ
- 煮物・ゆで物・蒸し物など、油を使わない料理を選ぶ
- 脂肪分が少ない食材を選ぶ(白身魚・ヒレ肉・胸肉・ささみ など)
- 脂身、皮を除く
- 肉より魚を選ぶ
- 網焼き料理で脂を落とす
- テフロン加工のフライパンや鍋を使い、油はひかない
- フライパンに出た油はキッチンペーパーでふきとる
脂質のとり過ぎは体重コントロールが難しくなるだけでなく、健診データ悪化にもつながってしまいます。頻度を減らすこと、調理法の工夫で脂質の量を調整しましょう。
