11月コンテンツ キシリトール

キシリトールの魅力~健康づくりはお口から~

糖尿病を始めとした様々な全身疾患は、口腔内の疾患と関連していることが報告されています。つまり、全身の健康状態を維持・改善する上で口腔内のケアは欠かせないということ。今回は、『むし歯予防効果が証明されているキシリトール』についてその魅力をご紹介しますので、上手に活用してみてください。

まずは基本の歯科口腔ケア

お口の健康を保つ手段として最も重要なのは次の4つ。

①ブラッシング 歯を磨く
②フッ化物の応用 フッ化物配合の歯磨き剤を上手に使う
③正しい食生活 間食を無くして口の中に食べ物がある時間を減らす
④定期的な歯科検診 ①~③の手段がきちんと機能しているかチェックする

これは子どもでも大人でも基本的に同じです。この4つの手段と併用することで効果を発揮するのが、今回の主役キシリトールです。

キシリトールの効果

キシリトールは、白樺や樫の木などから抽出される糖アルコールという甘味炭水化物の仲間で、「むし歯の発生や進行を防ぐ」という特徴的な効果があります。

このような働きは、他の甘味料には見られない、キシリトールだけの効果です。

間食にはキシリトール配合のお菓子を

キシリトールの効果が期待できるお菓子は、ガムかタブレット(錠菓)に限られます。これ以外のお菓子や食品、例えば、ケーキやジュース類にキシリトールが含まれていても、むし歯予防の効果は期待できません。なぜなら、ガムやタブレット以外でキシリトールが口の中に長くとどまるものがないからです。

むし歯予防効果を十分に発揮させるためには、高濃度キシリトール配合のガムかタブレットを1日3回、3カ月以上続ける必要があります。むし歯になりやすい方には、特に効果的ですよ。

管理栄養士より

キシリトールには砂糖と同じぐらいの甘味がありますが、カロリーは低めです。(1gあたり:砂糖4kcal キシリトール3kcal)
キシリトールを取り入れて歯の健康維持をはかることで、全身疾患の予防につながるだけでなく、間食からの摂取カロリーも減らせるので一石二鳥ですよ!

歯に関するコンテンツ『病は「歯」から!?全身の病気につながる歯周病の話』もあわせてご覧ください。



※このコラムの内容は、掲載日時点での情報を参考としております。掲載時から情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。
<参考>
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
日本歯科医師会 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020

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