禁煙開始後1年間は、味覚や消化吸収能力が回復することや、口寂しさ・イライラなどの代替行動として食に走ることもあり、禁煙者の約8割の方が平均して2kgほど体重が増加すると言われています。
こうしたことを理由に禁煙をためらったり、喫煙を再開したりする前に、体重のマネジメント方法を確認しておきましょう。
1.禁煙後の体重マネジメントは運動から
ウォーキングなどの運動には、エネルギーを消費するだけでなく、「タバコを吸いたい!」という気持ちやイライラといった離脱症状を和らげる効果があります。また、離脱症状として表れる食欲亢進を抑える快効果が報告されています。
2.低カロリーな食べ物で摂取カロリーを抑える
運動によって離脱症状が落ち着いたら、食事からの摂取カロリーを調節しましょう。
※食事の調節は、離脱症状のマネジメントを難しくすることがあるため、症状が安定してからがおすすめ。
意識的にゆっくりとよく噛んで食べると、食欲が抑えられると同時に脂肪分解も促進されます。
3.1日1回は体重を測定し、記録する
体重マネジメントは、自分の体重を客観的に把握することから始まります。毎日測定して記録するだけでもオーケー。
4.刺激統制法を活用する
「口寂しくてつい間食に手が伸びる」時には刺激統制法が有効です。
それは、目につくところ、手の届くところに食べ物を置かないという方法です。
「ついつい食べ」をする時、ヒトの脳では下記のような動きが起こっているそうです。
脳科学的な方法も活用して、禁煙を成功させましょう。
5.低カロリーの間食を選ぶ
禁煙すると口寂しさから間食が増えることもあるので、低カロリーの物を選びましょう。