FPライトコース食事

食べ方・食事内容を見直して脂肪の蓄積を最小限に

加齢とともに体重が増加しやすくなる原因のひとつに、「基礎代謝量が低下し、消費エネルギー量が少なくなること」が挙げられます。そのため、基礎代謝量がガクンと落ち始める40代以降は特に食事や間食、運動などの生活習慣の見直しが必要です。

健康な体作りに向けて、「体重管理・健診データ改善のための食事のポイント」をご紹介します。

脂肪が溜まりにくい食べ方3選

脂肪を溜めにくくするには「血糖値を緩やかに上げる」ことも大切。対策としては「糖質控えめにする」他、下記のようなものがあります。

①3食欠かさず食べる
空腹時間が長いと次の食事で食べたものが吸収されやすく、血糖値の急上昇を招きます。1日3食欠かさず食べることを心がけ、「朝抜き、昼ドカ食い」などのまとめ食べは避けましょう。

②野菜や肉・魚等のおかずから食べる
【野菜】→【肉・魚】→【ご飯】の順番で食べるとインスリンの過剰分泌が抑えられ、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

③ゆっくりよく噛んで食べる
よく噛んで食べると、食物の消化・吸収速度がゆっくりになり、血糖値の急上昇を防ぐことができます。いつもより+10回を意識して噛むようにしましょう。

食事からとった糖質は、消化吸収の過程で血糖値を上昇させます。このとき膵臓から分泌される「インスリン」が、血中の糖分を脂肪に変えて体に溜め込むことで上がった血糖値を下げます。
血糖値が急激に上がらないようにしておけば、インスリンの過剰分泌によって起こる脂肪の蓄積を防げるということです。

遅い時間の食事には要注意

残業などで夕食が遅くなる場合は、残業前に早めに食事を済ませておくのがベスト。それが難しい場合には、夕食を2回に分けて食べる「分食」を試してみませんか。
夕方に主食を軽めにとり、帰宅後の遅い時間は野菜や肉・魚・豆腐などのおかずだけにします。こうすることで、遅い時間の摂取カロリーが減っても必要な栄養をバランスよくとることができます。

暴飲暴食後の体重リセットは「48時間以内」に

食事を楽しんだ後でも、48時間以内に食事等の調節を行えば、脂肪になりにくいと言われています。

※断食は代謝の低下や、その後の食事での血糖値の急上昇を招くためおすすめしません。特に朝食抜きは体内時計のリズムを乱し、体調を崩す原因に。食欲がない時はスープやヨーグルトだけでもとれると嬉しいです。
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