お酒の適量はどのくらい?
「百薬の長」と言われるお酒には、食欲増進や血行促進、リラックス効果、ストレス緩和などのメリットがあります。でも、これは「適量」であればこそ得られるもの。
あなたが普段飲んでいる量は、適量と比べてどうでしょうか?
お酒のカロリーとは?
お酒にはカロリーがあるため、飲むと体重が増える原因になります。エンプティカロリーと言われますが、これは「カロリーがない」ということではなく、「体に必要な栄養がないカロリー」ということ。1グラムあたりのカロリーを見ると、アルコール=約7kcal、脂肪=9kcal、たんぱく質=4kcalとなり、実は、脂肪の次に高カロリーです。また、飲み過ぎは内臓脂肪の蓄積や健診データの悪化にもつながります。
お酒1杯あたりの削減カロリーは?
お酒が高カロリーなのは残念な話ですが、その分、1杯減らすことによる削減カロリーは大きくなります。たとえば、毎日1杯ずつ減らすことができると…
お酒の種類 | 減らす量 | 削減カロリー |
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350ml | -140kcal |
500ml | -200kcal | |
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1合180ml | -260kcal |
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1合180ml | -190kcal |
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ダブル60ml | -140kcal |
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350ml | -175kcal |
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1杯120ml | -88kcal |
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350ml | -190kcal |
※1日240kcalの削減ができると、1か月に1kgの減量につながります。
お酒を減らすコツ
実際にお酒を減らすことに成功した方の中で効果的だった方法がこちら。
- 周囲に宣言する
- 飲まない人の隣に座る
- ビールはグラスではなくジョッキで頼むことでお酌を防御する
アルコールが入ってしまうと自分の意思だけでは抑えることが難しくなるため、「飲まなくても済む環境づくり」が功を奏したようです。
その他にも、こんな対処方法があります。
- 飲酒の前に、水やお茶を飲む
- 飲酒の合間に、水やウーロン茶を飲む
- ウイスキーや焼酎は水やお湯で割る
- グラスを小さいものにかえる
- 1杯をゆっくり味わって飲む
- 炭酸水やノンアルコール飲料で代用する
炭酸水が成功のきっかけになった人も多くいらっしゃいます。「シュワッとした喉ごしが欲しかっただけで、炭酸水で全然大丈夫だった」と。
やってみることで嬉しい変化が表れるものです。自分に合った方法を見つけていきましょう。
お酒は脂肪の次にカロリーが高いもの。1杯でも減らせると内臓脂肪減少・データ改善につながります。
お酒を長く楽しめる健康な身体を維持するためにも調節を続けていきましょう。
お酒を長く楽しめる健康な身体を維持するためにも調節を続けていきましょう。