禁煙支援2A~タバコのリスクを知る~

タバコは百害あって一利なし! 

タバコを吸っている理由を聞かれたら、「ストレス解消のため」「リラックス効果や集中力を高めたいから」「単に好きだから」「喫煙者同士のコミュニケーションのため」など様々な理由が思い浮かぶかもしれません。

それは、本当にタバコで満たされていますか?

*タバコはストレス解消になるどころか、ストレスの原因になります。
*ニコチン切れの禁断症状でイライラしたり、集中力を奪います。
*今吸っているタバコがなくなり、まずいタバコしかなかったら買うのをやめますか?
*喫煙仲間の多くが禁煙願望を持っていたりしませんか?

喫煙者の多くは「自分や大切な人の体、お金、時間など多くを犠牲にしてでもタバコを吸う価値が本当にあるのか」、実は疑問を持っており、尚且つその価値がないことにも薄々気付き始めています。

ご自身の体や生活の中で気になることをセルフチェック!

次の項目について、いくつ当てはまるか、まずはチェックしてみてください。

肌荒れ、しわ、しみ、薄毛が気になる
口臭や体臭が気になる
歯と歯茎の着色が気になる
イライラすることが多い
ストレスが溜まりやすい
疲れやすい、体力がない
息切れや動悸が起こる、咳や痰がでる
健康診断の結果が悪くなった(特定保健指導に該当した)
お金の減りが早い
趣味や家族の時間がとりづらい

上記は、タバコを吸うことで起こるデメリットをあげたものです。気になってはいても、タバコをやめたくない気持ちが先行してしまい、見てみぬふりをしていませんか?禁煙に抵抗がある方に、今すぐタバコをやめてくださいとは言いません。ただまずは、現状を振り返ったり、事実を受け入れたりすることがとても大切だと考えます。

喫煙による4つの恐怖

①メタボのリスクが上がる

1日に喫煙する本数が増えるほど、メタボに影響するリスクが上昇します。また、喫煙は健診データの「血糖」「血圧」「脂質」の数値を悪化させる原因の1つとも言われていますよ。

②がんになりやすく、コロナも重症化しやすい


日本では喫煙が原因で年間約13万人が亡くなっていると推定されています。さらに、新型コロナウイルス感染症でも、タバコは重症化する原因であるとWHO*1)は宣言しています。*1)WHO statement: Tobacco use and COVID-19 11 May 2020

③周囲の人の健康も奪う


受動喫煙でも病気のリスクは高まり、夫が1日20本以上喫煙した場合、妻の肺がん死亡率はなんと1.91倍!子供の体内にも確実にニコチンが入っていきます。

④お金・時間・美容にもデメリット大!

毎日550円のタバコを1箱(20本)喫煙し、
1本当たり5分かけて吸った場合にかかるお金と時間は・・・

また、たばこを吸うと血流が悪くなり、ビタミン Cが破壊されます。これはしみ、しわ、たるみ、歯や歯ぐき の着色、口臭、白髪、薄毛など の原因になり、美容の大敵です。

禁煙が難しいのは意志が弱いからではありません!

禁煙を難しくさせているのは、ヘロインやコカインといった麻薬と同じくらい厄介な『ニコチンの非常に強い依存性』です。吸収率が高いため、注射より速いスピードで脳に達し、脳を虜(とりこ)にします。これが「タバコはやめられない」「自分は好きで吸っている」「やめようと思えばいつでもやめられる」と思い込ませて、継続的に吸うように仕立て上げているのです。

ニコチンはドーパミンやセロトニン(やる気や幸福感などに関与する神経伝達物質)の調節機能を乗っ取り、ニコチンなしではこれらが分泌されにくい体にしてしまいます。それが、「たばこを吸っている時が至福の時」と勘違いさせてしまう原因です。

さらに、喫煙を繰り返していくうちに調節作用が薄れて、日常生活の中で喜びや意欲を感じにくくなり、うつ症状が起こりやすくなると考えられています。実際に、喫煙者が「うつ」になるリスクは非喫煙者の2倍以上あるというデータも…。しかし、ニコチンを体から抜けられれば、自然な流れで幸福感を得られる状態に戻りますよ。

タバコをやめても失うものは何もありません。

ニコチンの禁断症状は長くは続きません。『タバコは百害あって一利なし』という事実と向き合うことで、楽に確実に禁煙できます。

『禁煙』はあなたの人生をより豊かにするための大事な選択です。社会的にも新しい生活が求められている今だからこそ、ぜひ考えてみませんか?

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