7月コンテンツ 食中毒にご用心!食事で気を付けるべきポイントをマスター

食中毒にご用心!食事で気を付けるポイント

新型コロナウイルスが5類感染症に移行して、外食や飲み会、レジャーなどを再開している方も多いでしょう。
食事の選択肢が増えてきた今、注意してほしいのが食中毒です。気温が高くなるにつれて食中毒の発生件数は増加傾向に…。今回はその症状や予防に向けた対策をご紹介します。

食中毒ってどんなもの?

食中毒の原因には『細菌』と『ウイルス』がありますが、今回は湿度や気温が高いときに発生しやすい細菌性食中毒の原因をチェックしてみましょう。
①腸管出血性大腸菌(O157)
原因:牛肉や牛レバーを生や加熱不足で食べて発症する例が多い。肉についた菌が野菜や果物など他の食品に付着し、それを食べて感染することも。
症状:主な症状は腹痛と下痢。特に子どもや高齢者は、重症化し死に至る場合がある。

②カンピロバクター
原因:牛や豚、鶏、猫や犬などの腸の中にいる細菌で、鶏刺しなどを食べて発症する例が多い。
症状:下痢、腹痛、発熱など。まれに、感染後に重篤な症状を起こす神経疾患ギランバレー症候群を発症することも。

③サルモネラ菌
原因:牛や豚、鶏、猫や犬などの腸の中にいる細菌で、菌に汚染された鶏肉や卵を食べて発症する例が多い。
症状:下痢、腹痛、嘔吐など急性胃腸炎や発熱。

一度はこれらの原因菌をニュースなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか?
筆者もカンピロバクターに感染し、発熱・下痢・倦怠感などで苦しんだ経験があります。しばらく食事がとれない生活が続き、本当に苦しい思いをしました。

では、このような食中毒から自分の身を守るためにはどんなことに気を付けたら良いでしょうか。

食中毒予防のための鉄則3箇条

この3つを合言葉に食事の際は注意してみましょう。

食中毒に負けない体を作るためには?

食中毒の原因となる菌に感染しても、症状には個人差があります。これは免疫力が影響しており、免疫力を向上させれば原因菌を撃退することもできます。

おすすめの栄養素は「カロテン」

カロテンには、病原菌やウイルスから体を守る防御システムがあり、免疫機能を正常に保つ機能があります。ほうれん草、ニラ、グリーンアスパラガス、人参、かぼちゃ、ブロッコリーなど緑黄色野菜に豊富に含まれています。
また、油と一緒にとると吸収がよくなるので、サラダや炒め物などにすると良いでしょう。

ちなみに、カロテンにはLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防いで血流を改善する働きがあるため、動脈硬化の予防にも効果的!健康診断でLDL(悪玉)コレステロールが高い方はぜひ積極的にとりましょう。

・湿度や気温が高いときに発生しやすい細菌性食中毒の原因は『腸管出血性大腸菌(O157)』『カンピロバクター』『サルモネラ菌』
・食中毒予防の鉄則は『つけない』『増やさない』『やっつける』
・食中毒に負けない体を作るためには『免疫力』がカギ!カロテンを豊富に含む食品をとりましょう

※このコラムの内容は、掲載日の時点での情報を参考としております。掲載時から情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。
<参考>
厚生労働省
農林水産省
政府広報オンライン
内閣府食品安全委員会
公益社団法人全日本病院協会


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